手と手を取り合うようにして

IT企業に勤める方が、「仕事で役立つ道具などがあったらいいのになあ、その道具さえあれば俺は鬼に金棒のようにバリバリ仕事をこなせるのに」と思うことがあるでしょう。仕事をしていれば誰しも、少しでも仕事が効率よくできたらいいのに、と思うことがあっても不思議ではないのであり、仕事に対して利便性を追求していくことが、それだけ仕事への情熱の大きさを物語っていくことになるのです。

ITの仕事で同僚に尽くしていきたいという奉仕の精神をあらわにしていくエンジニアがおられるでしょう。人の役に立ちたいという気持ちが強いほどに、自分以上に他人を大切にしていきたいという気持ちが湧き上がっていくのだろうと思うのです。また、自分が他者と深く関わることで人が嬉しい気持ちになったりすることが、まるで自分のことのように幸せな気持ちになってくることがうかがえるのです。言い換えれば、人の幸せを自分の境遇としてすり替えていこうとする傾向が強いことが考えられて、人との関わりが自分を形作るものだというくらいに、人に何かをしてあげようとすることを意義のあることとして受け止めていくのだろうと考えられるのです。

普段の仕事ぶりが高く評価されて、晴れて昇進が叶った方がおられるでしょう。ITの仕事でどのような活躍をしたら自分の評価につながるのかを思慮していき、自分こそが人の上に立つ優秀な人材なのだという自負を抱くことで、出世に向かっての意気込みを確固たるものにしていくのではないでしょうか。自分が部下を統括する立場となったときに、一層、IT社会に貢献するに値する役立つ存在として羽ばたいていこうとしていくわけです。